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INTERVIEW
400文字の夢のつづき 第4回 ~テクノロジーによって可能性を引き伸ばしより良い社会へ~

中野 裕士さん(2020セミファイナリスト/LIFEHUB株式会社 代表取締役社長 CEO)

連載インタビュー『400文字の夢のつづき』は、TOKYO STARTUP GATEWAY(TSG)出身起業家の皆さんに、取り組まれているプロジェクトや起業までのストーリーをお伺いしていきます。
エントリーを検討されている方、そして、幅広く起業をお考えの皆さんのヒントになるはずです。
また本記事の末尾に、実際にTSGのエントリー時に提出された400文字も特別に掲載していますので、どうぞご覧ください。

第4回目は、中野裕士さんです。

ー自己紹介をお願いします

中野裕士です。LIFEHUB株式会社代表取締役CEOとして、バリアフリーの必要性を無くし新しい世界を開く車椅子を作っています。LIFEHUBは、機械と人間の融合による進化を目指すベンチャー企業です。ロボティクスや自動運転技術などの最先端のテクノロジーを駆使した機械の身体を創造し、全ての人が自由で豊かな生活を送ることをためらわない世界を創ります。

ー事業について教えてください。

車椅子ユーザーが、まるで自分の脚で移動しているような感覚で日常生活を送ることのできる、次世代の車椅子の開発をしています。従来の車椅子は、単なる移動する椅子でした。それはそのまま車椅子ユーザーの悩みでもありました。車体の大きさや限定された機能から、車椅子によって移動することは出来ても、エレベーターを探さなければならないことや、大きい車体によって周りの配慮を求めることなど、常にストレスをかかえながら生活しなければなりませんでした。
しかし、LIFEHUBの車椅子は、人間の脚の機能である「歩く、立ち上がる​、段差を乗り越える」​​といった動作を実現し、車椅子に乗りながらまるで自分の脚で立っているような生活を車椅子ユーザーに届けます。

テクノロジーで、身体的な制約から人間を解放する

ー中野さんにとって、TSGはどんな価値がありましたか?起こった変化や気づきなどがあれば教えてください。

TSGで出会った方の繋がりで複数の投資家の方とお話する機会を獲得し、資金調達につなげることができました。資金調達につなげることが出来たこと以外にも、ビジネススクールを通して効果的な事業の進め方を学べたことや、起業家同士の繋がりを得ることが出来ました。

ー今後、実現したい世界やビジョンについて教えてください。

社会はテクノロジーによって日々豊かに進化しています。しかし人々は本当の自由を感じることはできていません。高齢者をはじめとした身体に不自由がある人のみならず、多くの人が自らの身体的な制約からやりたいことを諦めてしまうという現実があります。全ての人が自由にやりたいことが出来る世界を創るにはどうすれば良いか。そのファクターとなるのが、身体的な制約から人間を解放することです。
また、弊社は数年以内のIPO(株式公開)を目指しています。TSGは起業家を生むこと対して大変価値のある取り組みなので、IPO後には私も支援する側として携わることが出来たらうれしいです。

ーこれから起業を考えている方や、エントリーを検討している方に向けてメッセージをお願いします!

TSGは気軽にエントリー可能でありながら、起業の実現に対して大いに役立つこと間違いなしです。迷う前に行動してみましょう。

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[ PROFILE ]

中野 裕士さん(2020セミファイナリスト/LIFEHUB株式会社 代表取締役社長 CEO)

東北大学大学院にて次世代モビリティの研究によって博士(工学)を取得。 制御デザインエンジニアとして新卒入社した日立にて、自動運転をはじめとするさまざまな自動車制御システムを新規開発。 ドローンテック系ベンチャーにて次世代モビリティ開発プロジェクトの立ち上げから製品化まで一貫して経験。 世界最大手CAEソフトウェアベンダーにて、自動車会社の開発コンサルタントとして数々の自動車システムの開発プロジェクトを主導。 2021年、テクノロジーで身体機能の進化・拡張を目指すLIFEHUB株式会社を創業。TSG2020セミファイナリスト。

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