この講座について

本講座では、社会的インパクト投資で先駆的な取り組みを行い続けているアメリカのAcumen(アキュメン)のオンライン講座の1つ「Social Entrepreneurship 101」を使い、Theory of Change(以下ToC)を紹介します。

複雑な問題を一挙に解決してくれる「理論」はありませんが、計画を事業として形にしていくには戦略が欠かせません。ToCは社会的インパクト評価を考える上で、ロジックツリーと共に広く使われているフレームワークになります。

ToCは、社会的インパクトの創出を4つのステップ(インプット→アウトプット→アウトカム→インパクト)で考えます。その過程の中で、あなたの事業が社会的インパクトを創出するためには何が必要なのか(前提となる仮説)を浮き彫りにし、意図した結果が出ているか検証すべき部分を導きだします。

長期的なゴールを明確化することで、目指す先を見失わず、限られたリソースでも確実にゴールに近づくことを手助けするツールになりますので、ぜひこの機会に習得し、ご活用ください。

講座の内容

(1) イントロダクション
(2) ケーススタディ - Acumen流のToCとは?
(3) ワークショップ
(4) クロージング

本講座では、Acumenの投資先の一つである、インドやアフリカの低所得層向けに太陽光ランタンを販売するd.lightを例に、ToCをデザインするための手法を学びます。

ToCはその企業や事業、あるいはあなた自身のミッションやターゲット、そして目指すインパクトによってさまざまな道程を描き、状況によって柔軟に進んでいきます。ワークショップでは、あなたの事業(あるいはあなた自身)のミッションに立ち返り、ゴールへ向けて歩みを進めるためのToCを作成します。

また、当日は、+AcumenコースでToCを学び、それがきっかけで社会問題解決に深く関わることになった酒井さんにもご登場いただきます。現場で感じたToCの伝える力や、人や組織が巻き込まれ物事が進んでいく躍動感を追体験していただきたいと思います。

※諸事情により講師が変更となっておりますが、講座の内容につきましては変更ございませんので、既にお申し込みの方はご安心してご参加ください。

講師紹介

灘 仁美 氏 Tokyo+Acumen(アキュメン東京チャプター)代表 途上国の貧困問題の解決を図る革新的なビジネスに対して「忍耐強い資本(PatientCapital)」を投資する非営利のグローバルベンチャーファンドとして知られるAcumenの活動や「事業・リーダー・思想の普及への投資を通じて貧困問題への取り組み方を変える」というアキュメンのミッションに賛同し、アキュメン東京チャプターにプロボノとして参画。 「アキュメンと、日本のチェンジメーカーをサポートする」をミッションに掲げて、情報発信、コミュニティ作り、ファンドレイジングなどの活動を行っている。

酒井 可奈子 氏 ハウス食品グループ本社株式会社 新規事業開発部 「地方の課題解決と、都心企業の人材育成」(2015年〜) ハウス食品グループ本社株式会社の人材開発研修として、地域の課題解決を志す社員3名が通算四ヶ月、七尾市に『移住』。民間街づくり会社に所属して、地元中小企業と都心部のプロフェッショナル人材との交流を通じた次世代のネットワークづくり、地域の資源を使った新商品の開発や新規事業立ち上げ支援を行った。研修期間終了後も、継続的に関わりが続いている。地方の課題解決と、都心企業の人材育成を同時に行うモデルとして注目されている。

開催概要

特記事項

※本講座は、定員に達し次第、締め切らせていただきます。
※12時45分より開場・受付を開始します。 13時00分より開始となりますので、5分前までにはご着席ください。

お申込み

本講座は終了しました。沢山のご参加ありがとうございました。

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