INTERVIEW
アフリカの農家を支える流通プラットフォーム「Munda Foods」!
国 洋輔さん(2017セミファイナリスト/Area Q Trade Company代表)
今、仕掛けている事業についてミッション・活動内容を教えてください。
現在はアフリカの最貧国であるマラウイという所で現地法人を立ち上げ、事業を行っています。簡単に言うと、農家さんに投資をして、野菜を育てて貰って、首都のスーパーマーケットに運んで、販売するという様な事です。マラウイでは、人口約1800万人の内、80%以上の人が農業従事者で、農業は非常に重要な産業になっています。しかし、全ての野菜の内、約20%を海外からの輸入に依存しています。関税というアドバンテージがありながら海外の野菜に依存してしまう原因は、マラウイ国内の流通網が整備されていない事や、農家さんのお金が足りずクオリティの高い野菜が作れない等の問題が背景にあります。この歪みを解決する為に、農家さんに投資をして、海外よりも安く、クオリティの高い野菜を作って貰い、それをダイレクトに首都まで運んで販売をしています。農家さんの収入向上に貢献しています。現在は約200世帯の農家さんと契約しています。
TSGにはどのような出会いがありましたか?
色々な分野で活躍しているスタートアップ領域のメンバーに出会えました。そのメンバーと一緒に創業時からスケールする所まで一緒に考えて、VCや起業家の人たちにアドバイスを貰いながら、自分たちのビジネスプランをどんどんブラッシュアップしていきます。プレゼンテーションの機会も沢山あり、楽しかったです!
TSGに参加して、どのような変化がありましたか?
僕はアフリカでの事業を始める前は、建築士だったのですが、他のビジネス領域の事は知りませんでした。しかし、TSGでは自分の専門領域を飛び越えて、挑戦している人がたくさんいて、そうゆう人たちと話をしてる内に「自分も何でもできるんだな」と思うようになりました。それがなければ建築士から海外で農業をしている今の自分はいなかったかもしれません。
TSGは国さんにとってどんな価値がありましたか?
色んなスタートアップ領域の人たちと繫がりを持てた事が一番の価値だと思います。今でもアフリカで上手くいかない事があると、メンバーに相談したりしてます。同じ悩みを抱えていたり、実際にその問題に強い人がいたりします。アフリカに行く前に参加してよかったって思います。
これから起業を考えている方に向けて、メッセージをお願いいたします。
まずは動いてみる事で見える事があると思うので頑張ってください!
そしてアフリカのビジネスに興味のある人がいれば連絡ください!力になれる事があると思います。
過去のTSGの様子はこちら
[ PROFILE ]
国 洋輔さん(2017セミファイナリスト/Area Q Trade Company代表)
日本の建設会社を退職後、アフリカの最貧国であるマラウイで農業投資と流通業を始めました。現在はマラウイに在住し、現地の従業員と協力して事業を行っています。
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