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INTERVIEW
400文字の夢のつづき 第7回 ~大学生が仕掛けるこれからのフェムケアブランド~

江連 千佳さん(2020ファイナリスト/株式会社Essay代表取締役社長)

連載インタビュー『400文字の夢のつづき』は、TOKYO STARTUP GATEWAY(TSG)出身起業家の皆さんに、取り組まれているプロジェクトや起業までのストーリーをお伺いしていきます。
エントリーを検討されている方、そして、幅広く起業をお考えの皆さんのヒントになるはずです。
第7回目は江連千佳さんです。

00世代がこれからの女性のために”私らしくある自由を届ける”

ー自己紹介をお願いします

江連千佳です。2000年東京生まれで、現在は津田塾大学を3年次休学をしながら、2021年2月”私らしくある自由を届ける”フェムケアブランド<< I _ for ME >>を立ち上げ、2021年6月株式会社Essayを設立し代表取締役社長に就任しました。

ー事業について教えてください。

次の時代を生きる女性に、”わたし”らしくある自由を届けるをコンセプトに「おかえりショーツ」という今までにない履き心地の短パンショーツを作っています。クラウドファンディングで72万円の資金調達に成功したことをきっかけに、3月8日の国際女性デーにショーツ機能つきリラックスウェア、”おかえり”ショーツを販売しました。この事業を通して固定観念に縛られない『わたし想い』でウェルネスな選択肢を増やし 全ての女性がありのままで輝けるようになることを目指しています。

正面から”想い”向き合ったコンテスト

ーTSGに参加したきっかけを教えてください。

電車の広告で見て、応募しました。

ー江連さんにとって、TSGはどのような価値がありましたか?

メンターさんと非常に気があって、事業の相談ができるようになりました。

ー起こった変化や気づきなどがあれば教えてください。

私は今「ジェンダー」という問題に正面から向き合うビジネスを作りたくて、試行錯誤しています。でも、TSGに参加する前は、「ジェンダーの課題に対して自分が発言することすら億劫に感じていました。誰かに笑われたり、怒られたりしそうで怖かったんです。ジェンダーについて発言して胸を張るには、臆病な私には大きな盾が必要でした。
その大きな盾をTSGで得られた気がします。ステージを追うごとに、私だって社会に怒っていいし、私だって解決するために走っていい。審査が進むごとに「ジェンダー」という大きな問題に対する自分なりの向き合い方に、共感してもらえてる気がして、ひとりじゃないんだって勇気が出ました。

ー記憶に残っている参加中のエピソードはありますか?

“おかえり”ショーツを、「クラウドファンディングで実現しよう!」と思った時に、TSG2020の起業家同期の方が支援をしてくださったりして、お互いに競ってはますが、応援し合う環境がとても居心地が良かったです。

おかえりショーツの開発中の様子

自分自身の幸せを追求し続ける

ー今後、実現したい世界やビジョンについて教えてください。

幸せのあり方が多様な社会を創りたいと思います。世間で当たり前にされている「幸せ」ではなく、自分自身が感じる幸せを大切に生きる人を増やしたいです。そのためにも、日常の小さなところから、自分がどんな「幸せ」に縛られているのかを気づけるプロダクトを創りたいと思います。

ーこれから起業を考えている方や、エントリーを検討している方に向けてメッセージをお願いします!

私は、最初「起業をする」ということを全く考えてませんでした。ただ、「性別で縛られて、ショーツに締め付けられるのなんていやだ!」という熱量で作ったプロダクトが”おかえり”ショーツです。「ジェンダー」という課題を、身近なところから解決したいという想い、そしてそれを行動に起こす熱を純粋に評価していただいた結果が「TSG2020 ファイナリスト」だったのだと思います。
起業なんてよくわからない…でも想いと行動力は絶対負けない!という人は、ぜひ挑戦してみてください。人生が変わるかもしれません。

最初の400文字

江連さんが、TSG2020で提出した400文字は、こちらのnote
に掲載されています!皆さんも是非参考にされてください!

過去のTSGの様子はこちら

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[ PROFILE ]

江連 千佳さん(2020ファイナリスト/株式会社Essay代表取締役社長)

2000年東京下町生まれ。現在、津田塾大学3年次休学中。株式会社Essay代表取締役社長。学生団体<<苗ぷろ。>>発起人。2021年2月”私らしくある自由を届ける”フェムケアブランド<< I _ for ME >>立ち上げ。3月8日国際女性デーからショーツ機能つきリラックスウェア、”おかえり”ショーツを販売。同アイディアはクラウドファンディングで72万円の資金調達に成功。2021年6月株式会社Essayを設立し代表取締役社長に就任した。 キャリア甲子園2017ファイナリスト、2020年Tokyo Startup Gateway 2020ファイナリスト、など受賞多数。NHK時論公論、ABEMAヒルズなどメディア出演多数。

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