17歳の私でも大人と同じ舞台で勝負でき、真剣なアドバイスにも感動しました。
北山 志帆さん(2014セミファイナリスト/株式会社Femact 代表取締役CEO)
今、仕掛けている事業についてミッション・活動内容を教えてください。
大学受験が終わってすぐ、会社設立に向けた準備を始め、入学とほぼ同時に株式会社Femactを設立しました。現在は主にiPhoneやApple Watchのアプリの開発、web製作の受注等を行っています。直近では「Picche」という写真整理のアプリや「dococo」という現在地共有アプリをリリース予定です。ですが、18歳になったばかりの私が、今後の生活や人々との交流の中でどのような分野の世界に興味を持ち、そしてどのように関わっていくのか、正直なところ今は見当もつきません。当たり前ですが今興味のある分野とは変わってくることもあるでしょう。しかしどんな時でも、その時の自分がその時の仲間と一緒にやりたいと思ったことを実現する為の場所がFemactだと私は思っています。Femactを通して、サービスを通して、その時の私の思いやビジョンを皆さんに伝えていきたいと思います。
ところで、素敵なロゴですね!どんな意味があるのですか。
はい、できたてほやほやです。(笑)femactのロゴには、理念や私の思いを込めてるんです。まず、ピンクと青の勾玉みたいなモチーフは男女、つまりfemactの社員を表してます。そのモチーフが丸い枠をを突き破るように描かれており、それは「枠」、例えば、地位や性別、年齢といったものにとらわれず、やりたい事を実現するという意味がこもってます。あと、ロゴ全体としては、歯車のような形をイメージしています。その歯車、つまり、「大小様々な形があるが、確実に物を動かす力」は、act(行動力)を表しているんです。起業家の女性が少ない上、年齢も若いことから、色々な悩みやしがらみががありましたが、実際に起業して良かったという実体験から、枠にとらわれず、どんな立場でもやりたい事を実現する為に行動するという思いを大切にし、理念として、ロゴにしました!
TOKYO STARTUP GATEWAYは北山さんにとって、どんな価値がありましたか。
まず17歳でも参加可能であることです。ビジネスコンテストは、大抵のものは大学生以上からでないと参加できないものが多く、当時17歳の私が多くの社会人の方達と同じ舞台で勝負する事が出来る事は大変魅力的で、とても刺激的な体験ができました。そして、プログラムの充実さも大きな価値でした。審査員の皆さんやサポートしてくださるメンバーの方達も業界のトップの方達が多かったのも素晴らしく、また、最年少だった私のビジネス案に対して真剣に熱心にアドバイスをくださったのがとても印象的で、感動しました。TOKYO STARTUP GATEWAYに実際に参加して、応募当初に考えていた以上に有意義で大きな経験が出来て大変よかったと思います。なにより、若い人にとっては、この環境で多くの経験を積める事がやはり一番の価値だと思うので、私と同年代の10代の若い人たちにこのTOKYO STARTUP GATEWAYに是非出ていただきたいです。社会人の方に囲まれて行動する日々は大変勉強になりました。
最後に、起業を志している中高生の皆さんへメッセージをお願いします!
最近は「起業をしたい」と言う学生がとても増えてきています。私もその学生のうちの一人でした。ただ、実際に実行に移せる学生は少ないように感じます。「きっかけがつかめない」、「起業はしてみたいけれど不安だ」、心のどこかでそう思ってはいませんか?私はずっと思ってました。しかし、このTOKYO STARTUP GATEWAYに出場し、多くの仲間や起業家の先輩に支えられながら切磋琢磨することによってその不安はやる気へと変わりました。そしてそれをきっかけに私は起業することができました。皆さんも何か「きっかけ」を見つけて下さい。そして思い切って起業してみてください。そうすることで皆さんが持っている思いやビジョンの実現にまた一歩近づくと思います。2020年、その時は私達が皆の先頭に立つ番です。一緒に頑張りましょう!
昨年度の様子はこちら
PROFILE
北山 志帆さん(2014セミファイナリスト/株式会社Femact 代表取締役CEO)
TOKYO STARTUP GATEWAY2014セミファイナリスト。1996年生まれ。16歳の時、初めてビジネスコンテストに出場し起業に興味を持つ。17歳の時、TOKYO STARTUP GATE WAYに最年少で出場。セミファイナリストに選出される。大学への進学と同時に株式会社Femactを設立。現在は大学に通いながら、自社にてアプリ開発やWEB製作の受注等を行っている。
他のインタビューを見る