INTERVIEW
女性が働いたり子育てしたり、その時々の美しさに自信をもって貰いたい。
松本 久美さん(2014セミファイナリスト/シンデレラシューズ 代表)
仕掛けている事業について教えてください。
女性にとってハイヒールの靴は憧れの存在であると同時に、痛みを伴うストレスの大きな物です。
「今日は大切な日だから、新しいお気に入りの靴にした・・、でも、駅までの5分が既に耐えられない!」
そんな想いをした事がある女性は沢山いるのではないかと思うのです。
でも、自分の足にぴったりの靴を選ぶ事ができれば、快適なハイヒールは存在するんです。
ただ、それを教えてくれる場所・人が、今まではあまりにも少なく、情報も足りなかっただけ。
私は現在、この問題を解決できるサービスを作っています。
具体的にはユーザの「足の情報」と、EC上の「靴の情報」をアルゴリズムによってWEB上で形状マッチングさせ、ぴったりの靴をレコメンドするサービスです。
EC上から選び出すので膨大な選択肢が与えられ、「足に合う」というフィルタリングの後にも、お気に入りに出会える確率は高いでしょう。
気に入った靴はそのままECで購入も可能です。
女性にとって憧れの存在であるハイヒールに、誰もがストレスなくトライできるような世界を作りたいと思っています。
松本さんにとって、TOKYO STARTUP GATEWAYはどんな価値がありましたか。
価値の一つ目は、人です。
いい意味で想像とは結構違っていました。
もっと他の参加者と戦う様なイメージを持っていましたが、実際は本当に仲良くしていただける方にたくさん出会い、今後の大きな財産になりました。
学生からアラフォーまで本当に色んな人が居ましたが、年齢はあまり関係なく、ある種、学校の様な空気感を感じていました。
私はファッション系の専門学校の出身ですが、その頃の空気感ととても似ています。
専門学校は自分の夢のある人が多く、自分の個性をもっている人が多かったのですが、まさにそんな感じ。
お互い違う個性やビジョンを持ちながら、ライバルであり仲間である。
普通の友達でもなく、自分のチームの人間とも違う、やはり同じ志を持つ同志だからこそ、ライバルであり、仲間という関係が成立しているのだと思います。
価値の二つ目は、時間です。
やはりこういった所に参加しなければ、焦りも、自信も持つのにもっと時間がかかっていたと思います。
ファイナルステージには残れなかったですが、セミファイナルまで残れたこと、メンターの方達に話を聞いてもらって、アドバイスを頂いたことで、意識に大きな変化がありました。
自分はこのプランで行けるのかもしれない、と。
でも、一番大きかったのは、プログラムの途中で事業計画書を20ページ以上も書いたことです。
これは書いてみないと、どこが足りないのか自分で自分のウィークポイントを把握できなかったと思います。
プランの良いところ、悪いところ、文章にしてみる事で、色々と自分の中で理解が深まりました。
最後に、2020年に向けたビジョンをお聞かせください!
私のミッションは、すべての女性が自分らしい美しさを手に入れて、自由に生きるお手伝いをすること。
女性は自分がキレイになったと思えるだけで、男性が思うよりもずっとずっと大きな幸せを感じる生き物です。
女性が働いたり、結婚したり、子育てをしたり、長い人生を送る中で、いつもその時々の美しさに自信を持って貰いたいのです。
まずは自分のキャリアの中心であり、自分の大好きな靴という事業を選びましたが、靴から始まるトータルファッションや、足からの医療的アプローチなど、将来チャレンジしたいことはまだまだ沢山あります。
2020年までにどのくらい実現できているのか、自分でも楽しみです。
失敗を恐れず、どんどんチャレンジしていきたいと思っています。
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PROFILE
松本 久美さん(2014セミファイナリスト/シンデレラシューズ 代表)
大阪モード学園卒業後、大好きだった靴の業界に進む。デザイン・製図・縫製・営業・販売まで、靴が作られ顧客の手元に届くまでの川上から川下まで、すべてを一通り経験。その後、IT業界へ転身後。2015年3月 KDDIムゲンラボ8期生に採択。只今2015年7月に、女性のヒール靴の履き心地コンシェルジュサービス「シンデレラシューズ」のリリースを準備中。
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