INTERVIEW
17歳で起業!「このうえなく優しい情報端末をつくる」株式会社Yoki
東出風馬さん(2016ファイナリスト優秀賞/株式会社Yoki 代表取締役)
今、仕掛けている事業についてミッション・活動内容を教えてください。
ZOZOSUITSのように、IoTやAIというものの技術が発展すればするほど、製品サービスはパーソナライズされていきます。でも、こころのデータはどうなのか、人の気持ち、感情に寄り添わなければ本当の意味でパーソナライズされているとは言えないのではないでしょうか?感情のデータも含めてパーソナライズ化させる必要があります。そんな情報端末として最適なのが、センサで状況を理解し、会話によるスムーズなやり取りができ、さらに擬人化によってより深く人と関わることのできるパーソナルロボットだと考えています。そんなAI IoT時代に最適な情報端末をつくろうとしているのがYokiです。
Yokiは、「このうえなく優しい情報端末をつくる」をミッションに現在最初の製品、HACOを販売に向けて開発中です。HACOは、今までのプログラミングの環境をロボットを通して大きく変えられる製品となることを目指しています。2018年秋のリリースを予定しています。
TSGにはどのような出会いがありましたか?
そもそも、ものづくりということにはずっと興味があって、中学生の頃にグライダーのキットを作って売ったりもしていたんです。でも様々な形態、業種、レベルの起業家や、それに対する投資家などがいること、起業家を支援する多くの環境があることを以前はまったく知りませんでした。そんな無知な僕に様々な情報や環境、創業資金を与えてくれたのがTSGです。
TSGに参加して、どのような変化がありましたか?
今の事業を事業としてスタートするためのすべてを得ました!
TSGは東出さんにとってどんな価値がありましたか?
コンテストの期間が終わって絶えないネットワークとコミュニティがあるのはありがたいです。「僕もTSG出てたよ」っていうのが共通の会話になることがあるんです。いまもよく会うメンバーもいますし、皆がどうしているかはSNSで自分もチェックしています。「起業したはいいけど、ここからどうしたらいい?」みたいなときに、目に見えないネットワークが、TSGでできた気がします。
これから起業を考えている方に向けて、メッセージをお願いいたします。
高校生で起業したということもあって、よく後輩から相談を受けたりもするんですが、「起業すること」が目標になっているような人を多く目にします。本当に株式会社としてやる必要があるのか、株式会社としてやって何を目指していくのかなどをしっかりと考えてから登記するのが大切だと思います。「起業」というのはあくまでも手段ですから。 僕も登記して、いまは「Yoki」をメインでやっていますが、今複数のサイドプロジェクトをまわしたりしています。今後さらに、いろいろと挑戦してみたいと思っています。
過去のTSGの様子はこちら
[ PROFILE ]
東出風馬さん(2016ファイナリスト優秀賞/株式会社Yoki 代表取締役)
株式会社Yoki 代表取締役社長。中学2年時に、AI IoTが普及したときにもっともユーザーフレンドリーとなる情報端末としてのロボットを考案し起業を決める。 2016年夏、THINKERS FESテクノロジー部門優勝。同年11月TOKYO STARTUP GATEWAY優秀賞。 2017年2月、株式会社Yoki設立。
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