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INTERVIEW
テイクアウト容器をシェアして、地球に優しい循環型社会へ。

善積 真吾さん(2019セミファイナリスト/株式会社カマン代表取締役)

昨年度から始まりました 連載インタビュー『400文字の夢のつづき』。
2022年度は通年でTOKYO STARTUP GATEWAY(TSG)出身起業家の皆さんに、
取り組まれているプロジェクトや起業までのストーリーをお伺いしていきます。
エントリーを検討されている方、そして、幅広く起業をお考えの皆さんのヒントになるはずです。
それでは、善積 真吾さんのインタビューです。

 

新規事業立ち上げに関わるキャリアから、法人設立へ。

ー簡単に自己紹介をお願いします。

株式会社カマン代表取締役の善積真吾です。
2005年ソニー(株)に入社後、全自動カメラロボット「Party-shot」を発案し事業化しました。社内新規事業創出プログラムのオーディション立ち上げに参画し、その後もプロデューサーとして、100チーム以上の大企業・ベンチャー・大学・NPOの新規事業の立ち上げを支援していました。その後、2020年末に株式会社カマンを創業しました。

ーちなみにプライベートではどんな方ですか?生活スタイルや好きなものについてぜひ教えてください!

独身時代は半径2万km以内どこへでも旅に出ていました。今は結婚して幼い子どももいて、半径2km以内の海や山で子供と一緒に遊ぶ週末です。

 

ゼロウェイストな循環型社会を目指して、テイクアウト容器をシェアする。

ー今、仕掛けている事業のミッションや活動内容を教えてください。

現在仕掛けている「Megloo」はテイクアウト時の地域共通容器シェアリングサービスです。容器を加盟店舗に事前配布し、ユーザーはアプリで容器を借りられます。返却は対応店舗どこでも可能、もしくはオフィスに設置されている返却ボックスに返却が可能です。

家庭ごみの50.4%(容積比)がプラスチックの容器包装で、その1/3がカップ・弁当容器です。使い捨て容器は15分程度持ち運ぶためだけに使われて捨てられてすごくもったいないと思っていました。

昔の出前システムを令和の時代の技術を用いてアップデートしたら、使い捨てよりもリユース容器のほうがless wasteでCO2の削減や最終処分場不足問題の解決の糸口になります。
「Megloo」で、地域全体でのゼロウェイストな循環型社会を作っていきます。

ー取り組まれている事業・プロジェクトをやりたいと思ったきっかけを教えてください。

子供が一緒に町中を散歩しているとゴミを拾うようになり、保育園でそう教わっていると聞いて感心する一方で、ゴミだらけの世の中に対して彼らに申し訳なく思い、環境問題に真剣に向き合いました。

 

ー善積さんの人生において、TSGはどんな価値がありましたか?起こった変化や気づきなどがあれば教えてください。

TSGで出会った方々は、考え方や取り組まれている事業、目指す事業規模など含めて多様性溢れていて、刺激的でした。

 

地球中心の視点でサステイナブルな事業を生み出す。

ー今後実現したい世界やビジョンがあれば教えてください。

カマンのビジョンは「おいしい、で地球を救う」です。
これまではPeople(顧客)中心にProfit(利益)も生まれる新規事業というものをずっとやってきたのですが、ここからはPlanet(地球)中心にPeople視点やProfit視点も持ってサステイナブルな事業を生み出していきたいと思います。

 

ーこれから起業を考えている方や、TSGのエントリーをされる方に向けて、メッセージをお願いいたします。

400文字から始められるって良い意味で騙されて軽いノリで応募して、どんどん真剣に事業を考えていき、行動を生み出すきっかけになるのではと思います。自分自身もTSGで出していた事業からは大きく変わっての起業となりましたが、前に踏み出すきっかけになったと思っています!

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[ PROFILE ]

善積 真吾さん(2019セミファイナリスト/株式会社カマン代表取締役)

2005年ソニー(株)に入社後、全自動カメラロボット「Party-shot」を発案し事業化。社内新規事業創出プログラムのオーディション立ち上げに参画。その後もプロデューサーとして、100チーム以上の大企業・ベンチャー・大学・NPOの新規事業立ち上げ支援。2020年末に株式会社カマン創業。

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