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INTERVIEW
自分が起業する意味は行動する中で見えてくる。「胸を張って生きていく」女性達を応援していきたい。

和田真由子さん(2016セミファイナリスト/株式会社エスティーム代表/overEディレクター)

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今、仕掛けている事業についてミッション・活動内容を教えてください。

overE(オーバーイー)という胸が大きな女性向けアパレルブランドを運営しています。
TOKYO STARTUP GATEWAY2016開催中の8月に会社を設立し、同時にクラウドファンディングをスタートしました。
その後は、オンラインショップで販売してきたのですが、2018年2月からマルイやパルコなどでのポップアップショップが始まりました。

この事業は私やメンバー自身が服を綺麗に着られないことや、似合わない服を手に試着室を出る時など胸が大きなことで「心の痛み」を感じる瞬間が日常的にあることが原体験になっています。実は現代の日本女性のうち4人に1人はEカップ以上と言われています(トリンプインターナショナル調べ)。同じような悩みを持っている多いんです。

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ただ、「贅沢な悩み」と捉えられてしまうこともあり、なかなか表面化してこなかったのだと思います。
だから、人知れずコンプレックスを抱えている人もいるんですよね。私たちは服や体験を通じて、そんな心の痛みや背景にある社会通念にも向き合いながら、「胸を張って生きていく」女性達を応援していきたいです。

TSGにはどのような出会いがありましたか?

これまで、起業に興味は持っていましたが、
まさに「TOKYO STARTUP GATEWAY」との出会いは運命的なものだったと思っています。
プログラムが終わってからも同期や先輩方、そして運営事務局ETIC.さんとは毎日のように情報交換をさせていただいています。主催の東京都さんにも本当に様々な面でご支援いただいています。TSG輩出起業家例として選んでいただいた「それビジネスにしよう。―それビジ―」というコンテンツでは、山手線などの電車内広告や渋谷駅でのポスター掲載など貴重な機会をいただきました。資金調達も、ETIC.さんにアドバイザーとして入っていただき、「創業サポート事業」という東京都の創業融資制度にお世話になっています。

普通の25歳を、起業家にしてくれてありがとう。
事業の成功で恩返しできるように頑張ります!

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TSGに参加して、どのような変化がありましたか?

大学自体から起業に漠然とした興味はありましたが、社会人を普通のOLとして過ごしていた私は「スタートアップ」の言葉すら知りませんでしたし、周りに起業家もいませんでした。だから、TSGを通じて出会う人、ビジネス、価値観…すべてが未知の世界。こんなにワクワクすることがあるんだと思いました。
プログラムに参加する中で、自分の気持も行動もどんどん変化していくのを感じました。

TSGは和田さんにとってどんな価値がありましたか?

事業をしていれば、売上が伸びず苦しい時やチームマネイジメントの悩みなど尽きません。
そんなときに自分のことのように親身になって相談に乗ってくれる
「TOKYO STARTUP GATEWAY」の仲間の存在にどれだけ助けられたかわかりません。
一生大事にしたい、だからこそ起業家の仲間でいられるよう頑張ろう、そう思わせてくれるかけがえのない存在です。
そんな仲間ができたことが何よりの価値です。

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これから起業を考えている方に向けて、メッセージをお願いいたします。
私の起業を決意した理由は、人に話すと首をかしげられるようなものです。社会人2年目の終わりに参加した東京マラソンで、「人生も、こんな風に達成感を味わい続けたい」「周囲への感謝を表現したい」と思い、走りながら起業することを決めました。

overEは、「あなたの悩みは他のひとにとっても悩みかもしれないよ」という一言から着想しました。

TSGに参加した当時は、この事業を自分がやる意味や社会的意義についてまだ腑に落ちていなかったように思います。自信もありませんでした。ですが、このプログラムを通じて、何度も事業計画を書き、同期やメンターに話すうちに、少しずつ自分がやる意味がわかっていたんです。
そして、起業の一歩を踏み出すことができました。

ぜひ「TSGとは」のページをご覧になってください。
「優秀で実現可能なビジネスプランなど、初めは必要ありません。『こんな世界や世の中をつくりたい、みてみたい。』その、あなたに秘めた夢・情熱こそが全てのはじまりです。この場に集まる仲間や応援団と共に、真に世界を変えていける力を、思い切り磨いていってください。」この言葉が背中を押してくれました。

400字からはじまる世界で唯一のビジネスコンテストです。
迷っている人、自信のない人、夢しかない人にこそおすすめします。
少なくとも人生にとって素敵な出会いやきっかけになることはお約束します!

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[ PROFILE ]

和田真由子さん(2016セミファイナリスト/株式会社エスティーム代表/overEディレクター)

1991年生まれ。山形県出身。政治家を目指し筑波大学に進学するも、よりダイレクトに社会に想いを届ける生き方として起業に関心を持つ。3年間、編集者兼ライターとして出版社に従事した後、会社設立。同時に胸が大きな女性に光を当てたアパレルブランド「overE」をリリースするとメディア・SNSで話題に。2018年より商業施設でのポップアップショップを連続開催する。東京都主催のビジネスコンテストTOKYO STARTUP GATEWAY2016セミファイナリスト。

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