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INTERVIEW
400文字の夢のつづき 第8回 ~完全食味噌汁で世界を健康に~

斉藤 悠斗さん(2020セミファイナリスト/株式会社MISOVATION 代表取締役)

連載インタビュー『400文字の夢のつづき』は、TOKYO STARTUP GATEWAY(TSG)出身起業家の皆さんに、取り組まれているプロジェクトや起業までのストーリーをお伺いしていきます。

エントリーを検討されている方、そして、幅広く起業をお考えの皆さんのヒントになるはずです。

第8回目は、斉藤悠斗さんです。

 

栄養士免許を持つビジネスマンの挑戦

ー自己紹介を御願いします。

斉藤悠斗と申します。東京農業大学で栄養士免許を取得し、大学の研究室ではうま味の研究をしていました。大学卒業後は食品の大手食品メーカーに就職。その後転職した人材紹介企業に在籍中にTSG2020に参加。TSG2020ではセミファイナリストに選んで頂き、2021年に株式会社MISOVATIONを創業しました。

ー株式会社MISOVATIONの事業について教えてください。

味噌汁を通じた食の予防医療D2Cサービス「MISOVATION」に取り組んでいます。1月よりMakuakeで先行販売した第一弾プロダクト「完全食豚汁」は応援購入総額187万円(374%達成)を記録し、ご好評を頂いています。今後の商品開発においては、行政やJAグループと連携した地域特産品(味噌や野菜)とのコラボを予定しています。

 

寝ても覚めても味噌汁のことで頭がいっぱいな日々

ーTSGに参加したきっかけを教えてください。

以前から漠然と起業したい想いはありましたが、何からはじめればいいのか分からない状態でした。そんな中SNSでTSGを知り、エントリーしました。

ー斉藤さんにとって、TSGはどのような価値がありましたか?

起業同期である他の参加者や、事業を応援してくれる運営事務局のETIC.(エティック)の方々との出会いが、一番印象に残っています。選考という分かりやすい指標が出るプログラムのため、負けたくない!という想いが生まれ、会社員として勤務しながら事業化のためのアクションを継続できたことは非常に良かったです。

また、2nd Stageで開催された”リーンローンチパッド”の講義で、はじめて本格的に事業の作り方を学ぶことができました。この時の講義内容は今でも参考になっています。

ー参加中、特に記憶に残っているエピソードはありますか?

セミファイナリストを選ぶプレゼン審査会のピッチで、緊張して頭が真っ白になったことを今でも覚えています。また、1st Stage・2nd Stageと選考フェーズが進むにつれて事業への思い入れが強くなり、寝ても覚めても味噌汁のことを考えていました。その結果、起業するという選択肢が現実的になり、TSG終了後すぐに起業に向けて動き出しました。

味噌汁を飲む習慣でみんなの健康を守りたい

ー今後斉藤さんが実現したい世界やビジョンについて教えてください。

味噌汁を飲む習慣を定着させることで世界の予防医療を推進する」をビジョンに、薬やサプリメントの代わりに味噌汁を飲む世界を実現します。

ーこれから起業を考えている方やTSGのエントリーを検討している方に向けて、メッセージをお願いします!

「起業したいけど具体的にやりたいことが決まっていない」「何からはじめたらいいか分からない」という方に一番オススメしたいです。私自身も上記のような迷いを持ちながらTSGに応募しましたが、応募当時は本当に自分が起業するとは思っていませんでした。選考が進んでいく中で、少しずつ自分のやりたいことや事業のつくり方が見えてきて、走り続けた結果が今に繋がっています。少しでも起業に興味がある方が一歩を踏み出すきっかけとなれば嬉しいなと思います。

 

最初の400文字

斉藤さんがTSG2020で提出した、最初の400文字は、こちらとなります!
是非皆さん、TSGにエントリーする際に参考にしてみてください!

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誰もが無意識的に健康を維持できる世界を実現したい。 近年、人生100年時代を生きる上で大切な「健康」への意識が高まる中、バランスの取れた食生活を継続することのハードルが高いと感じている。痩せたいと思っていても「美味しくない、楽しくない、手間がかかる」といった理由でダイエットが続かない。気がつけばラーメンやハンバーガーなど高カロリーなものばかり。帰り道には習慣化しているシメのコンビニアイス。日々の誘惑に負けてしまう。栄養士である私もその1人だった。 そこで潜在的な健康意識を持つ20〜30代向けに「美味しさ・楽しさ・手軽さ」を感じられる食体験を提供したい。具体的には、日々の食事の写真を撮るだけで摂取した栄養素をデータ化→各個人に合わせて不足した栄養素を補うパーソナライズ冷凍食品を宅配する。 食による予防医療を当たり前化し、将来的には生活習慣病患者の減少および医療費の削減、健康的なミドル〜シニア層の活躍による日本産業の活性化を目指す。

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[ PROFILE ]

斉藤 悠斗さん(2020セミファイナリスト/株式会社MISOVATION 代表取締役)

1994年生まれ。宮崎県出身。東京農業大学で栄養士免許を取得し、研究室ではうま味の研究に従事。大学卒業後、カゴメ株式会社、株式会社リクルートキャリアにて勤務。「重度の認知症となった祖父の介護経験」「栄養士である自分自身も会社員時代に健康管理できなかった経験」「栄養士の社会的地位が低い現状」がきっかけとなり、食の予防医療推進を行うべく2021年に株式会社MISOVATIONを創業。現在は味噌汁を通じた食の予防医療D2Cサービス「MISOVATION」を立ち上げ準備中。1月よりMakuakeで先行販売した第一弾プロダクト「完全食豚汁」は応援購入総額187万円(374%達成)を記録。

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